「座ることの効用」リハビリ効果
こんにちは寝たきり予防請負人、訪問マッサージ寿指圧鍼灸院のカナイです。
座るという日常動作自体がリハビリになるってことを書いてきました具体的には
- 筋肉トレーニング効果
姿勢を維持しようとする無意識の動作が筋力トレーニング効果を生み出す - バランス感覚を養う
倒れることなく座り続けるためには絶え間なくバランスを維持しようとするため、
バランス感覚を養うリハビリの効果があります。
これらは筋力などいわゆる運動に関係する機能回復に関しての効果ですが座位時間を延長していくとそれだけにとどまらずもっと素晴らしい効果が期待できます。
例えば
- 食事がしやすくなる
少し前かがみの座位姿勢がとれると、飲み込みやすくなり誤嚥性肺炎を予防できる - 褥瘡(床ずれ)を治す、予防できる
横になっているよりも座っているほうが耐圧を分散できる。 - 便秘が解消される
腹圧が高まりやすく、便の排出がしやすくなる。 - 表情が良くなる
顔の筋肉表情筋が重力に刺激されてしまった顔になり表情が出やすくなります。 - 血圧調整がよくなる
起立性貧血を予防できます。 - 肺の動きが良くなる
呼吸の際に使われる横隔膜が重力で下げられることで肺活量が増えます。 - 手足の拘縮を予防することができます
重力によりひじ関節が伸び、下肢関節を屈曲させるなど関節拘縮を防ぐことができます。
また座れるということは車いすでの移動も可能ということになり
家族の引率でのお出かけや自由にデイサービスを選ぶことができる
様々な社会参加を可能にするなどの生活の幅が出てきて
社交性を取り戻すことにもつながります。
最初は
モーターベッドでの上体起こしから始めて
→背もたれありの座位
→背もたれなしでの端座位へと移行していくように意識してみましょう。
必要に応じて訪問リハビリや訪問マッサージによる介入が必要なるかもしれません
担当ケアマネジャーさんに相談してより良い寝たきり予防を考えてみましょう。
今日も私のブログにお付き合いいただきましてありがとうございます、あなたとあなたの家族の笑顔のために介護の負担を減らすための情報提供を心がけておりますのでこれからもよろしくお願いいたします、聞きたいこと知りたいこと、感想などありましたら遠慮なくコメントください、あるいはメール(kanai@houmon.net)にても承っております。
嘉内寿(カナイ ヒサシ)
寝たきり予防請負人
(国家資格である鍼灸マッサージ師、骨折脱臼などの専門家柔道整復師を取得し、これらの技術や知識のみならず、理学療法士など他のセラピストとの交流を経て得た治療法を実践する、治療に加えてリハビリテーションを取り入れることにより、患者さんの機能回復を行う寝たきり予防専門治療院の院長、さらにアロマテラピーやマインドフルネスも取り入れてリハビリの効果をより高めれるように日夜研究中)
(取得している国家資格)
あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、はり師、きゅう師
(他の資格など)
アロマ検定1級、福祉住環境コーディネーター2級
認知症サポーター養成講座キャラバンメイト
(現在大阪府下にて認知症サポーター養成講座を実施中)
一般社団法人シニアライフサポート協会
シニアライフカウンセラー養成講座初級講座講師(認知症に関する講師)
認知症及び介護予防、リハビリに関しての各種セミナーなど承ります。
(連絡先 kanai@houmon.net)
- 寝たきり予防請負人(脳梗塞後遺症リハビリなど)http://houmon.info/
- 認知症と介護予防http://houmon.net/
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