こんにちは寝たきり予防請負カウンセラー 訪問マッサージ寿指圧鍼灸院のカナイです。
退院後ベッド上で過ごすことが多くなると、寝たきりになるなどとよく言われますが、寝たきりとはどのようなものでしょうか?実は単なる筋力低下にとどまらず様々な症状を呈してしまう恐ろしい状態のことをいうのです。今回は廃用症候群についてより詳しく書いてみます。
廃用症候群
- 関節拘縮
関節を動かさないことにより、関節が動かなくなりやがて拘縮(固まる)してしまう - 筋委縮
使わないあるいは麻痺のため筋肉がやせ細ってしまうこと - 骨萎縮
骨がもろく弱くなってしまうこと(骨粗鬆症) - 循環障害
運動量が減ることにより血流量が低下し心肺機能が低下してしまうこと - 褥瘡(床ずれ)
極端に運動量が低下し、寝返りまでもが困難となると骨が出ているところに生じる - 認知症
廃用症候群→認知症へ、認知症→廃用症候群へとそれぞれ移行してしまう傾向がある
などなど非常に多くの症状を起こし、生活に大きな支障が出てしまうことがわかっている。このような廃用症候群を防ぐには早期離床(ベッドでの安静を中止し、臥床状態を辞めること)が重要である。
下記参考資料「高齢患者の重点ケア」 照林社 編著:鎌田ケイ子p11~p12引用
- 私どもの行った臥床実態調査によると図1のように移動能力回復した群は、臥床日数2~3日がピークで、平均して7.9日であるのに対して、定価群は臥床日数が全体にバラついているが平均すると13.8日である。
- このデータからは、2週間をめどに離床させる必要があるといえる。
- また、動物実験によるデータでは、3週間不動状態が続くと元に戻らない。
- したがって遅くとも2~3週間以内をめどに、離床させる必要がある。
このように動ける状態になっているなら、安静にして置いてメリットはほとんどなく、本人が活動したいと思わなくても、運動を促すなどして離床を促す必要があるといえる。このような場合にも訪問リハビリマッサージは有効である。ベッド上で受身的に受けることができるマッサージなどの施術を行い、ある程度体が温まったところでベッド上で行える体操などへと導き次第に運動強度を上げていくことが可能なので、もし離床が必要なのに、本人のやる気が起こらず、なかなか活動性を維持できないのであればこのような施術の導入も検討してみるといいでしょう。もしそのような訪問施術に興味あるなら下記まで遠慮なくご相談ください。
今日も私のブログにお付き合いいただきましてありがとうございます、あなたとあなたの家族の笑顔のために介護の負担を減らすための情報提供を心がけておりますのでこれからもよろしくお願いいたします、聞きたいこと知りたいこと、感想などありましたら遠慮なくコメントください、あるいはメール(kanai@houmon.net)にても承っております。
嘉内寿(カナイ ヒサシ)
寝たきり予防請負カウンセラー
(国家資格である鍼灸マッサージ師、骨折脱臼などの専門家柔道整復師を取得し、これらの技術や知識のみならず、理学療法士など他のセラピストとの交流を経て得た治療法を実践する、治療に加えてリハビリテーションを取り入れることにより、患者さんの機能回復を行う寝たきり予防専門治療院の院長、さらにアロマテラピーやマインドフルネスも取り入れてリハビリの効果をより高めれるように日夜研究中)
(取得している国家資格)
あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、はり師、きゅう師
(他の資格など)
アロマ検定1級、福祉住環境コーディネーター2級
認知症サポーター養成講座キャラバンメイト
(現在大阪府下にて認知症サポーター養成講座を実施中)
一般社団法人シニアライフサポート協会
シニアライフカウンセラー養成講座初級講座講師(認知症に関する講師)
認知症及び介護予防、リハビリに関しての各種セミナーなど承ります。
(連絡先 kanai@houmon.net)
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